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「健診」の基礎知識

このページでは「がん検診」についてご説明します。どんなメリットがあって、実際に誰がどんなことをするのかを一緒にみていきましょう。

「検診」で、病気に早く気付くことが大切!

「検診」は、病気にかかっているかどうかを調べるために行う検査・診察のことで、がん検診や歯科検診などがあり、重い病気の早期発見・早期治療のために重要な検査です。

中でも、がんは日本人の死因の第1位。いまや日本人の2人に1人はがんになるといわれています。がんは、初期症状がほとんどみられません。日頃から、運動・食生活・禁煙に注意して生活することで一次予防に努めることが大切ですが、それだけで防ぎきるのは困難です。検診による発見の精度は向上しており、また医療技術の進歩により早期治療が可能になっています。早期で発見できれば完治可能ながんも多くあります。他方、がんが進行し転移してしまうと、完治は難しく、治療費も高額になります。

がん検診は、職場や自治体が行っている健康診断や人間ドックなどがあります。

検査でがんの疑いがあると判定されると、精密検査のお知らせがあります。この段階でがんと決まったわけではないので、恐れずに必ず受診しましょう。

「がん検診」のメリット

主なメリットは次の通りです。

1.早期発見、早期治療ができるので救命の効果がある。
  そのがんで死亡する危険性を減少させることができる。
2.早期のがんを発見できる。
  自覚症状が出てから外来で検査をすると、がんが進行している場合がある。
  検診でがんが見つかると、より楽な治療で完治することができる。
3.がんになる前の病変が発見できる。
  子宮頸がん異型上皮、大腸ポリープなどは、発見して治療すれば、
  がん化することを防ぐことができる。
4.がん検診の結果、異常なしと判定されれば安心して生活できる。

「がん検診」の内容

がん検診には、次のものがあります。

肺がん検診 男女ともに40才以上の人は、年に1回検診を受けましょう。
肺がんは日本人の死亡者数の最も多いがんです。
喫煙との関係が深いことが科学的に証明されていますが、非喫煙者にも発症します。
胃がん検診 男女ともに40才以上の人は、年に1回検診を受けましょう。
肺がんに次いで2番目に日本人に多いがんです。
食事や生活習慣の変化で、やや減少傾向です。
ピロリ菌による慢性胃炎や食塩の過剰摂取と関係が深いがんです。
大腸がん検診 男女ともに40才以上の人は、年に1回検診を受けましょう。
肺がん、胃がんに次いで、3番目に日本人に多いがんです。
食生活の欧米化に伴って、患者数は増えています。
特に多い部位は、直腸とS状結腸のがんです。
肥満、運動不足、過量飲酒との関係も指摘されています。
子宮頸がん検診 20才以上の女性は、2年に1回検診を受けましょう。
子宮頸がんは、若い世代に増加しており、
ヒトパピローマウイルスというウイルスの感染に関係が深いがんです。
早期発見すれば、治療しやすいがんです。
乳がん検診 40才以上の女性は、2年に1回検診を受けましょう。
壮年期の女性に多く、35歳以上の死亡率が増加しており、
この40年間で死者は5倍に増えています。
早期発見が重要で、早期に発見できれば比較的治療しやすいがんです。

⇒さらに詳しい、がんの種類や検診内容についての情報はこちら

【がん対策推進企業アクション公式サイト】
「がんについて」https://www.gankenshin50.go.jp/cancer/index.html
「がん検診の種類」https://www.gankenshin50.go.jp/screening/kind.html

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