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Smart Life Project活動報告

2017年 12月1日

【特定非営利活動法人 健康姿勢管理】第4回健康姿勢発表会

当法人は『人生100歳の姿勢作り』をコンセプトに姿勢を改善することで地域の方を元気にするという目的を持った法人です。半年に一度、姿勢が改善された当法人の会員さんがモデルとなり姿勢の発表会を行っています。今回で4回目となり、発表会では姿勢と密接な関係のあるウォーキングの披露も行いました。また、この度の発表会は川口市協働推進事業助成金の交付を受けての開催となりました。さらに発表会の様子は地元の高校生に撮影を頼み、後日編集後モデルさんに手渡す予定です。多くのご来場頂いたみなさまには心より御礼申し上げます、ありがとうございました。

来場者数:約100名

日時:2017年9月18日(月・祝)
  13:30〜15:30
場所:川口市民ホール フレンディアA・B
主催:特定非営利活動法人 健康姿勢管理
HP:https://npo-ksk.jimdo.com/

姿勢と健康増進との関連について

姿勢と健康増進との関連についてですが、スマートライフプロジェクトでも推奨しております『ウォーキング』がなぜ出来なくなってしまうのか?『ウォーキング』とまでいかなくとも『歩行』が出来なくなってしまうのはなぜなのか?私たちの解決方法は姿勢の改善でした。
私たちは2本の足で立っています。理学療法の世界では、”体重や重力により圧を感じることができる身体表面(支持面)とその間にできる底面のことを支持基底面という。健常人の場合,重心線がこの支持基底面から外れると,転倒するかそれを防ぐための戦略が取られる。”
と解釈してあります。

つまり、両足で立てない人は杖や歩行器具を用いて立てていると認識をしました。
なぜこのようなことが起こってしまうのか?
杖や歩行器具を使わなければ『立つ』ことが出来ない、その原因が『体が歪むことで、その人の重心が支持基底面から外れてしまうのではないか?』と考えました。

だとすると、体の歪みが改善し支持基底面に安定的に重心位置を保つことが出来るのであれば、補助具なしに『立つ』事ができるのではないか?そう考えました。
補助具を用いて歩いている高齢者の方々に話を聞くと、補助具があることで歩くことへの煩わしさなどを感じている方が多くいらっしゃいます。

また、杖を保険がわりに使われていた高齢者の方は、杖が歩行する上で必要なものとなり、いつの間にかシルバーカーに変わっている方々を多く見かけます。

それに伴い、姿勢の歪みも進んでいるのではないかと感じています。

そういった方々がもし、補助具なしに『立つ』事ができ、『歩行』ができ、気持ちが前向きになったのであれば『ウォーキング』も出来るのではないかと考えました。

つまり、姿勢が改善されることで『ウォーキング』の可能性が広がり、『ウォーキング』が出来ることで食欲増進ADL向上に寄与し、結果健康増進につながると考えました。

P(計画)どのような目的で実施したのか
① 褒められることの少ない高齢者が、姿勢やウォーキングがきれいになったことで地域の方々に褒めてもらう。
② 『歩行』に自信が持てない方々が、一定の空間の中で『歩く』ことで歩くことの自信を持ってもらう。
③ 一人一人の頑張りを地域の多くの方々で応援する。
④ 人の役に立つ。

高齢者問題をただ解決するだけではなく、プラスαを行う。今回は地元の映像関係のクラブに所属している高校生依頼し、『本番の経験』をしてもらいました。また、発表会後に編集したDVDを高校生から頂き、それを観たモデルさんのお礼ビデオレターを撮影し、それを高校生に観ていただく予定です。目的はこれから大人になって仕事をした時に、モノ作りやサービスなどの仕事の先には必ず相手がいるということを感じてもらうためです。

以上の①〜④が発表会実施の目標です。発表会開催の目的は私たちが考える包括的な取り組みの1つです。世の中には高齢者を元気にする取り組みは多く存在します。しかしながら元気にした後、何をしたら良いのか?、また何が出来るのか?までを提案している取り組みは少ないと感じています。私たちは『歩く』に自信が持てない方々が、自信を持って『歩く』ことができるよう、気持ちの上でも支援していく取り組みを考えています。発表会はそのための取り組みの1つです。今年の11月26日にはその先の取り組みとして地域のショッピングモールで地域の大学と高齢者の団体との協働でファッションショーを行います。このように世間との接点を少しずつ多くしていく取り組みを考えており、発表会はその取組の中で中間的な取り組みとなっています。

D(実施)実施した内容
① 姿勢が改善された方がモデルとなって、ドレスなど普段着ない衣装を身にまとい、少し派手目のヘアメイクとメイクアップをして多くの観客の前で歩きました。
② 会員さんが団体で日頃練習をしているウォーキングを披露しました。
③ 若い世代(今回は高校生)に経験をしてもらうために発表会の撮影・編集をお願いしました。

C(評価)参加者の感想などの実施結果
① モデルさん、来場者のアンケートを取りました。(学生さんはこれからの予定です)
② モデルさんは非日常で楽しい時間を過ごすことが出来たという感想の方が多くいらっしゃいました。
③ 来場者のアンケートでは約75%の非会員の方が入会したいとの意志がありました。

A(改善)実施結果を受けての課題・改善等
① より多くの方に興味を持って頂けるような発表会にしなくていけないと感じました。
② 当法人の会員さんにもっと楽しんでもらえるような発表会にしなくていけないと感じました。

【特定非営利活動法人 健康姿勢管理】第4回健康姿勢発表会